井口農園は2010年に体験農園旬感倶楽部を開園しました。

落ち葉掃き

落ち葉掃き

 晩秋から初冬は落ち葉の季節。
 今日は、掃き掃除をさせてもらいました。

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 一輪車に、かごと熊手とちりとり代わりの箕を載せて、クリン、クリン♪

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 順調、順調~。

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 落ち葉を掻き出すと、中でうずくまっていた蜘蛛さんが、驚いたように飛び出しまして、

 ブロック塀沿いに、一匹二匹、二匹三匹、

 ぞろぞろ、ぞろぞろ。

 いそいそと駆け上がっていくのです。

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 なんだか、申し訳ないな。

 多分、隠れて温まってたんだろうにな。

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 熊手は本当に良く出来た道具だと思います。

 こういうのが本物の知恵というものなのではなかろうか。

 などと、

 先人達の暮らしに想いを馳せていますと、

 その内、時の経つのも忘れて、

 無心になって、

 私は熊手を操っておりました。

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 見事にスッキリ。 気持ちも晴れてくるのがとても不思議です。

 蜘蛛さんは何処へ行っちゃったのかな。

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 掻き出した落ち葉はこのように集めておきます。

 
 「土地を守る」ってこういう事の積み重ねなんだな。

 妄想癖と言われても仕方の無いくらいの私の想像力は、膨らむばかり。

 こういった仕事こそ、大事なんだな、と思います。

 私は好きですね。 こういうの。

 地味ではありますが、ひと掃き毎に、愛着というか、地に足が着いて、心が整ってくる。

 欠かせない事。 価値ある時間。

 10代で東京に出て来て、マンションやアパート住まいをせざるを得ず、長く経験してしまっている私には、この大切さが、その分だけ余計に感じられる。 わかる。

 子供の頃はちゃんとしてたんだよな。 掃除も。 毎日の雪かきも、屋根の雪降ろしも。 そうやって、家を守ってたんだよな。

 土地と人との関わりはとても大切な事。 これを忘れた暮らしは、どんなにお金があっても、浮き足立った、心寂しい暮らしとなるだろう。 私はお金持ちになった事はないが、この事の一端は、この身を持って経験している。

 とある報道によれば、今、地方農村の水源地には、中国などの海外資本がどんどん入り込んできて、買い漁られている状態であるという。 そこからは、それを易々と認めてしまう、日本の行政の姿勢が窺える。 ちょっと待ってくれ。 ちょっとおかしいのではないだろうか。

 田んぼに水がうまく引けなくなったら、日本という国は間違いなく終わる。 諸外国と仲良くする事は大いに結構だが、それとこれとは話が違うだろう。 これは人々の暮らし、国体の根幹に関わる問題だ。 清らかな水は、日本の生命線であり、命の源だ。 私はこれを憂慮せずには居れない。

 
 私は、早くいっぱしの農家になりたい。

 農家になって、この日本を、みんなの暮らしを守りたい。

 私達にはもう、そんなに時間は残されていないような気がしています。

 

 問題を皆さんに提起させて頂きまして、

 この記事を閉じたいと思います。

 

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