井口農園は2010年に体験農園旬感倶楽部を開園しました。

体験農園のデメリット

体験農園のデメリット

前回は体験農園のメリットを書きましたが、今回はデメリットについても考えたいと思います。

1番のデメリットは畑が荒れることです。
体験農園に使う畑は良くも悪くもたくさんの収穫が求められます。
畑を休めることなく次から次へと種まきをします。
また、連作障害をどう対処するかというのも悩みどころです。

たとえば、畑を利用する人が育てたいと思う野菜にトマトがあります。
しかしトマトは連作障害という、連続で植えつけると土も収穫物も悪くなります。
今までは離れた場所に植えつけることによって回避できます。
しかし体験農園の狭い畑では、たとえ畑の端と端に交互に植え付けたとしても限度があります。

対策としては園主の畑に植えてもぎ取りにすることですが、利用者は自分で育てたいと思われるので難しい所です。

他に畑が荒れることとして、雑草がはびこることです。
利用者によっては畑を荒れ放題にしてしまうことが見受けられるようです。
雑草以外にも病害虫がはびこることも考えられます。

対策として園主側で雑草を抜いていくことが出来ますが、そうなるときちんと管理されている利用者も雑草を抜かなくなる恐れがあります。

また良くも悪くも新しい人間関係が出来ますからトラブルが起きることも予期しなければなりません。

たとえば隣同士の畑を持つ人で一方はきちんと管理されている方、もう一人は荒れ放題にされた畑だったらどうでしょうか。

自分の責任でない所で雑草や病害虫がやってくるとしたら・・・

また園主も人間関係を考える必要があります。
トラブルのみならず、収穫祭などのイベントを考えたり講義の準備をします。

ですからデメリットとして
①畑が荒れる
②人間関係のトラブル
があります

1996年に体験農園が開始されてから、14年になります。
畑が荒れることなどの問題点も少しずつ見えてきました。
これからどう対策を立てるのかも考える必要が出てきたようです。

そうしたことも含めて井口農園は2010年度から体験農園が開園されます。
たくさんのかたの利用をお待ちしています。

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